私が一番受けたいココロの授業―人生が変わる奇跡の60分 / 比田井和孝、比田井美恵

比田井和孝さんと比田井美恵さんの共著「私が一番受けたいココロの授業―人生が変わる奇跡の60分」を読了。

私が一番受けたいココロの授業―人生が変わる奇跡の60分 / 比田井和孝、比田井美恵
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この本は、長野県のある専門学校で、今も実際に行われている授業を、話し言葉もそのままに、臨場感たっぷりと書き留めたものです。授業の名は「就職対策授業」。しかし、この名のイメージからは大きくかけ離れたアツい授業が行われているのです。「仕事は人間性でするもの」という考えに基づいたテーマは、「人として大切なこと」。真剣に学生の幸せを願い、生きた言葉で語る教師の情熱に、あなたの心は感動で震えることでしょう。そして、この本を読み終えたとき、あなたは「幸せな生き方」の意味に気付くはずです。このたった一度の授業が、あなたの人生を大きく変えるに違いありません…。「働くことの本当の意味」と「心のあり方」がわかる、心震える語りがここにある!・大リーガーイチロー選手に学ぶ「目的の大切さ」・鏡の法則・3つの真実の野口嘉則氏に学ぶ「幸せ成功力」・ツキを呼ぶ魔法の言葉 五日市剛氏に学ぶ「言葉のチカラ」・ディズニーランドに学ぶ「おもてなしの心」…あなたも、クラスの一員として、「人生が変わる奇跡の60分」を体感してください。

久しぶりにすごい本に出会ってしまいました。
参りました。

「組織の中で・・・会社の中で、社員同士、気持ちのいいあいさつができないところに、どんなノウハウを持っていっても、うまくはいかない」。(p.29)

よくこういう本を読んで、「本の通りに掃除したのにうまくいかない」なんて人がいますが、それは結局一番最初の目的が違うからなんです。「あり方」が違うのに、「やり方」だけまねしたって、うまくいかないんですよ。(p.56)

「そんなこと、わかってるよ」と思ったときはわかっていないと思ったほうがいいですね。(p.73)

「物を作るときには、それと一番長いこと付き合わなきゃならない人のことを考えろ。一番長い人はお客さんだろ。その次は売った店の修理工。その次がうちの工場の人間で、作った本人のくせに一番短いのは設計者。ずっと使う人の身になって考えたら、不親切なものなど設計できないはずだ」。by 本田宗一郎

「ケガはなかったか?」「いや、だから、あの機械を壊してしまったんですよ」「仕方ないじゃないか。機械は直せばいい。でも、人は手や足を切り落としてしまったら元には戻らない。人にケガがなかったのが一番だ」。by 本田宗一郎 (p.90-91)

ディズニーランドのすごいところは、「本当にそれがお客様のためだったら、そのルールを曲げても良い」というルールがあることです。(p.123)

言葉は、言ってしまえば消えると思っているかもしれませんが、消えないらしいですね。(p.167)

「・・・そうだったのか。君は50ドルをもらうために働いていたのか。私は、10年前も今も、この鉄道会社のために、そして、世の中の人に快適な旅をしてもらうために働いているんだ」。(p.175)

感謝の気持ちって本当に大切です。当たり前だと思っている生活の中にこそ、ありがたいことが、たくさんたくさん隠れているんですよ。(p.201)

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